S-8 の 部屋

S-8 の 部屋




 ガレージマンのプロフィール

ハンドルネーム

”メグロワークス”

現所在地

大阪

家族

妻1子2バイク3

仕事

チャボリーマン

バイク歴

36年

年齢

うちのS−8より一歳年上

メグロ以外のバイク

ヤマハ・XS250SP/RX80SP


 うちのS−8プロフィール

登録車名

”メグロ”ジュニアー:S−8

主要諸元

メグロの小部屋:250cc・S−8ジュニアでどうぞ

現所在地

大阪

車体番号

S8−64−5053

状態

現在、月一のツーリングができる程度
(只今 絶好調〜笑!)

メグロ歴

27年

メグロを買った理由

エストレヤの金額で本物が欲しかった

購入状況

雑誌を観て、福島県の方から購入
その人曰く「レストアを持て余した」との由
着いて開けたらビックリのバラ!
幸い欠品は少なくメッキなどは処理済み
(肝心なメインキーが無いのには困った!)

レストア状況

1・ひたすらフレームを磨いた(とにかく汚い!)
2・エンジン腰上を仮組して悦に入る
3・電装のチェックと資料集め
(徳島のヨシカワ様、東大阪の門脇様
お世話になりました)
4・とにかく組み立ててみた(ほとんどプラモデル!)
5・燃料タンクの防錆処理をする
(室内で作業したらクリームが布団に・・・)
6・とりあえず組上がりエンジンをかけてみた
7・なんと!動く!回る!走る!
簡単に息を吹き返してしまったS−8くんでした

拙S−8を動画でどうぞ〜♪






◎ ただいま「S−8メンテナンス」を公開しています。

 みなさまから特に質問の多いメグロのメンテナンスについて、
 うちのS−8をベースに参考紹介します。

◎ 内容は、    
 ・拙S−8で使っているエンジンオイル、点火プラグ、バッテリー、添加剤    
  など消耗品。
   
 ・各種オイル交換の方法、ポイントやダイナモなど電装のメンテ方法。
   
 ・その他使っている電球類の入手など紹介。

◎ S−8以外のメグロ車でも同じかヒントにはなる内容かと思いますので、
 みなさんのお役に少しは立てるかなと考えております。

◎ やってることはわたしの独断的判断と経験で行っているメンテナンスです
 ので、場合によってはS−8の仕様に反する用法もあります。

◎ 参考にされる方は各自の判断で行ってください。不具合の発生について
 は責任持てませんのでお願いします。

               それでは「S−8メンテナンス」を宜しくどうぞ!

 S−8メンテナンス (クラッチの点検メンテナンス)




 今回のお題はこちら!

クラッチ廻りの点検整備と参りましょうか!
結構に乗り廻して居ります拙S−8。
意外に感じられるでしょうが、クラッチプレートは初ご開帳!!
近頃はキック始動の際に"ズルゥ〜〜〜"と滑りを生じて難渋する場面も頻発・・・
「此れはイカン!」っと摩擦材の摩耗かクラッチスプリングのヘタリに要因が在りそうです。
・・・と云うことで、渋々(あまり視たくないかァ〜爆)確認して参りましょう〜〜〜

プライマリチェーンケースを開ける迄の手順は、
「S−8メンテナンス・(プライマリチェーン)」 にて参照の程。


先ずは周囲のオイルや汚れを除去して置きましょう。
クラッチはクラッチプレートとフリクションディスクの重なりが摺動接触して駆動伝達しますから、
ブレーキ廻りと同じく、滑りを助長するようなケミカル(CRCやテフロン系防錆剤の類)は使用厳禁!



写真のようなブレーキ用クリーナーケミカルをチョイス♪
洗浄後に揮発して余計な成分を残さないタイプを用いましょう〜


周囲がスッキリしたところでクラッチを分解して行きます。
クラッチスプリングナットをTレンチ&ボックスソケットで緩めます。
此処はソケットレンチで緩める場合にクラッチが供廻りして仕舞うので、
クラッチを固定させる専用工具(SST)か、
トップギヤにシフトして後輪を固定する等の工夫が要りますが、
Tレンチを用いれば供廻りを起さず容易に作業が進みます♪
ソケットサイズは#12で〜


均等に緩めて後に部品を外して行きます。
クラッチスプリングナット、クラッチスプリングワッシャ、
クラッチスプリング、クラッチスプリングボックス
以上を抜き外すとプレート類が外れます。

クラッチ機構の部品構成は、
「S−8メンテナンス・〜資料編〜(クラッチ機構)」 にて参照の程。


外したプレート類。
右から、クラッチスプリングディスク、クラッチプレートB(片面研磨)、
フリクションディスクx3、クラッチプレートA(両面研磨)x3
そこそこに汚れは在るものの目立った摩耗や破損、発錆は無い様子♪
よく懸念されることが多い張付き症状も無し!


クラッチハウジングのクラッチスプロケット。
ま、決して最良な状態とは云えませんが〜爆
とりあえず此方も目立つ異状は無さそう。
併せてスプロケット歯の状態も視て置きます。
走行距離の割には歯欠けや過摩耗も無い様子。
もし異状場合はネットオークション等で良好部品を探すしかございません〜

スラストプレートに刺さるスプリングスタッドにも特に異状は無し。
S7前期以前はカシメ留めなので緩んで在る事例が視られる様子。
S−8では植込みネジなので、
もし緩みが視られる場合は頂部のマイナス溝をドライバーで廻して増し締め処置を!

軸部に在るクラッチスラストピン(傘状の部品)は不用意に抜け出るので注意!!
点検際は抜き出して異状が無いか確認程度。
このとき、ピン孔からスチールボールが転がり出る場合が在るので失くさぬよう。
もし紛失した場合、
またはクラッチの切れが悪い場合は、このスチールボールが最初から無いことの要因が思われます。
スチールボールは汎用鋼球の1/4インチサイズなので、入手は容易。
機械工具商のネット通販あるいは自転車用品扱い店舗でステアリングパーツとして在ります。


プレートのお手入れ〜
クラッチプレートはブレーキクリーナーで拭き磨いてご覧のとおり♪
傷に錆も殆ど無くピッカピカ〜


フリクションディスクもブレーキクリーナーで汚れ落とし。
摩擦材の摩耗、欠損剥離をチェックして置きます。


此方も目立つ異状は無さげ〜
溝も十分に残る様子なので、チープに今回でのクラッチ張替はパス!
もしクラッチ張替の際は、 目黒ライニング商会への依頼がお薦め。
または徳島の ヨシカワオートクリニック ならばメグロ車種の申告のみで、
張替条件指示が不要でお手軽です〜


メンテナンス後のプレート類♪
其れなりにリフレッシュできたでしょうか〜


クラッチハウジングも此の程度にお手入れ。
此処は摩擦材を張り替えても良い加減でしたが・・・
ま、チープに対応して置きましょう〜爆

ハウジングサイドの切欠け(フリクションディスクの金具が嵌る)に、
変形不具合が無いかのチェックも忘れずに!


クラッチスプリングのチェック。
定盤上で並べ視る限りでは自由長にバラツキは無し。


しか〜し、実測すると規定値限度の40mmをギリで切ってしまって居ります〜泣!
どうやらキック始動時のクラッチ滑りは此の辺りの状況が影響して在るのかも・・・


と、云うことで〜
用意しました、替えのクラッチスプリング♪
実は此れ、拙サイトの常連方 "姫路の松居"さんから提供戴いたモノ!
しかもS−8用と云うことでなく、カワサキW1系のクラッチスプリングのヘタリ中古品〜
近頃メグロジュニア系の再生に嵌ってられる 松居さん情報に拠ると、
ダブワンの規定値限度以下で交換したクラッチスプリングが、
丁度ジュニア系の規定値範囲に収まることから流用できるとのこと。
そこで、ご無理をお願いして所要分をチョイスして頂きました〜♪
実測すると規定値範囲内の42.4mm!

新規で用意される場合は、徳島のヨシカワオートクリニックでも入手できます。


クラッチハウジングにプレート類を嵌めて参ります。
フリクションディスクとクラッチプレートが交互に嵌りますので順番の間違い無きよう〜
クラッチハウジングの切り欠けにフリクションディスクの金具が嵌りますので慎重に!?
また、クラッチプレートには両面研磨のAタイプと、クラッチスプリングディスクに接する、
クラッチプレートB(片面研磨)がありますので、此れも誤認無きよう〜

最後にクラッチスプリングディスクを被せた後、
スプリングスタッドにクラッチスプリングボックスとクラッチスプリングを差し込みます。
クラッチスプリングディスクの差込孔に切り込みが在りますので、
此処にクラッチスプリングボックスの突起を合わせます。
クラッチスプリングはクラッチスプリングワッシャとクラッチスプリングナットで固定します。
各クラッチスプリングナットはTレンチ&ボックスソケットでひと廻しづつ順に締めて行き、
最後はいっぱいまで完全締込みとします。


組み立てが済めば動作確認をしましょう〜。
クラッチレバーを操作して、つなぎ具合と切れ具合をチェック!
キックペダルを踏んでピストンをクランキングできればつながりOK!
レバーを操作してクラッチが切れて在れば切れ具合OK〜
もし半端な具合ならば、 クラッチワイヤーを調整 して視ます。
目視でフリクションディスクの動きもチェックして置きましょう〜


序でながら、
クランク軸に付くセルモーターのランニングクラッチの確認について。
拙S−8ではセルモーターを解除して居りますので必要はありませんが、
セル始動を活用もしくはセルの利用を念頭に整備をされる場合、
写真、時計回り(黄色の矢印方向)に手で廻して掛かり無く回るのを視て、
次に反時計回り(赤色の矢印方向)に手で廻してロック状態(回らない)ならば正常。
此れを幾度か繰り返して行い、10回当りでパーフェクト、
もしくは一回ロックしない程度ならば支障なくセル始動できる可能性が高く、
二回以上の確率でロックしない症状が在るならば、
セル始動できる可能性が低いと思われます。
ま、当り外れの在る機構装置なので、セル始動の可否判断にご活用の程〜〜〜

ちなみに、
拙S−8では10回中二回の割合で空回りしてしまいましたので、
セルは引き続き解除と云うことで〜笑


以上でクラッチの点検メンテナンスを完了〜
ま、思ったよりは良好状態でしたのでひと安心♪
作業前状況で異音や、滑り以外の異状動作が無かったので、
スラストプレート裏のローラー等機構部は視ませんでしたが、
必要に応じてチェックされては如何でしょうか。

プライマリチェーンケースおよび付帯部品の組み付け迄の手順は、
「S−8メンテナンス・(プライマリチェーン)」 にて参照の程。


次回をお楽しみに!

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