〜メグロの小部屋〜:カワサキ・MEGURO S1 川崎航空機工業に拠るメグロブランド最後と為ったカワサキ500cc・K2から半世紀の時を経て、2021年にメグロ復活を掲げて登場 したMEGURO K3に続き、満を持して2023年開催のジャパンモビリティショーでプレミアムリリースとされたMEGURO S1。 其のモデルネームのとおり、カワサキが250ccクラス最後のメグロブランドとして販売したメグロSGのコンセプトを継承したモデル。 また2024年は目黒製作所としての創業100周年にあたるとしてのメモリアルと、オールドメグロの人気シリーズでも在ったS系ジュニア に対するリスペクトから、S系のリスタート(再出発)の意図を込めて「S1」とされた。 使用されるエンジンは230ccのSOHC・空冷単気筒エンジン。基は2024年モデルとして国内再登場のオフローダー・KLX230Sのエンジンを フォルムリメイクした仕様。詳細は未発表だが、令和2年排ガス規制をクリアしたことで、今では採用例が少なくなった冷却方式を継承 することができた。また此れによりオートバイエンジンの造形美とも云える美しい冷却フィンも装備。腰下部位のクランクケースも丸みを 帯びたかつてのメグロジュニアシリーズ的な意匠形態にアレンジされて在る。 外装でもメグロブランドバイクに相応しいアレンジが為されて在る。スポークホイールや丸目1灯のヘッドライト、ティアドロップ型の燃料 タンクはメグロジュニアシリーズの意匠で在ったメッキベースに白線で縁取られた黒塗の雲形模様を継承。其処に付くタンクバッヂはK3に 同じく伝統のメグロウイング意匠を再現。ラバーの二ーパッドも同じく装備。両サイドカバーにはK3のコンセプトに合わせて、カタカナで 「メグロ」ロゴが付く。 エキゾースト系は排ガス規制の影響を受けやすい箇所ながら、巧くクラシカルな造形としたキャブトンタイプマフラーを装備。 制動系はかつてのドラム式は見送られて前後輪共にディスク式とした現用仕様。シートもかつての鞍型シートから現用デュアルタンデム一体。 但し今後の仕様次第ではシングルシートモデルの登場可能性もある。細部にわたりクラシカルな雰囲気を追求している。 ※2024年秋頃より販売予定 ・・・主要諸元・・・ ・全長:― mm ・全幅:― mm ・全高:― mm ・軸間距離:― mm ・車輌重量:― kg ・機関型式:― :単気筒SOHC4サイクル ・総排気量:230cc ・最大出力:― HP/― rpm ・最高速度:― km/h ・燃費:― km/リットル ・変速機:― ・タイヤ:(前)90/90-18 /(後)110/90-17 ・始動方式:セルフスターター